患者様の氏名や病歴を含む会話を録音し、AIに処理させる。だからこそ確認しておきたい基準があります。判断の軸になる制度と、GENSHI Voiceの対応状況を整理します。
013省2ガイドラインとは何か
医療情報の安全管理には、厚生労働省の「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」と、経済産業省・総務省が共同で定めた「医療情報を取り扱う情報システム・サービスの提供事業者における安全管理ガイドライン」があります。この2省庁3ガイドラインをまとめて、業界では3省2ガイドラインと呼びます。音声文字起こしサービスを選ぶ際、このガイドラインへの対応状況を確認することが出発点になります。
02データの処理国という論点
一般向けの音声文字起こしサービスの多くは、録音データを海外のサーバーで処理します。個人利用であれば大きな問題にならないことが多いですが、患者様の氏名や病歴を含む会話を扱う医療機関では話が変わります。データがどの国のサーバーを経由するかは、契約前に確認しておきたいポイントです。
03AIの学習利用という論点
もう一つ確認したいのが、録音データがAIの学習に再利用されるかどうかです。患者様の氏名や病歴を含む会話は個人情報保護法上の要配慮個人情報にあたり、本人の同意なく目的外に利用することは原則できません。診療のための文字起こしという本来の目的を超えて、AIの学習データとして無断で使うことは認められない利用にあたります。サービスによっては、利用規約の中で音声データを機能改善のための学習データとして扱う旨が定められていることがあるため、契約前に必ず確認します。
04Secureプランの対応内容
GENSHI VoiceにはSecureプランがあり、これを選ぶと国内データセンターで処理が完結し、AIの学習にも音声データを使わない設定にできます。
患者様の氏名や病歴、症状は個人情報保護法上の要配慮個人情報にあたり、一般の個人情報より厳しい取り扱いが求められます。万が一漏えいすれば、個人情報保護委員会への報告と本人への通知が法律上の義務になるほか、医療機関としての信用にも直結します。3省2ガイドラインは、こうしたリスクを踏まえて、外部のシステムやサービスに医療情報を預ける際に求められる安全管理措置(アクセス制御、通信の暗号化、委託先の選定基準、緊急時の対応体制など)を具体的に定めたものです。
医療機関が確認すべき3点
- 3省2ガイドラインに対応しているか
- データの処理が国内で完結するか
- AIの学習に音声データを使わない設定ができるか
ポイントGENSHI VoiceはSecureプランでこの3点をすべて満たしています。3省2ガイドラインの正式名称は、厚生労働省「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」、経済産業省・総務省「医療情報を取り扱う情報システム・サービスの提供事業者における安全管理ガイドライン」です。
05まとめ:確認すべき順番
音声文字起こしサービスを比較する際は、機能や価格より先に、3省2ガイドラインへの対応、データの処理国、AI学習利用の有無という3点を確認します。ここが対応していないと分かった時点で、他の条件がどれだけ良くても候補から外すべきです。
06よくある質問
Q. Secureプラン以外は医療機関で使ってはいけませんか?
プランによって処理するデータセンターの所在地やAI学習利用の扱いが異なります。患者様の情報を含む会話を扱う場合は、3省2ガイドラインへの対応が確保されたSecureプランを選びます。
Q. 録音データはいつまで保存されますか?
データの保存期間や削除の仕組みは契約プランや設定によって異なります。院内の情報管理規程と照らし合わせながら、契約前に公式サイトの問い合わせ窓口で確認しておくと安心です。
